新かな配列練習道場

~単打最多の最凶かな配列を10本指で調教しよう~

創作文は洞窟探検

素人感想ですけれども、創作文の土俵は洞窟ではないだろうか。 創作文には長距離タイピング技術が必要ということは大岡さんが度々話題にしてて、いつも勉強になっている。 oookaworks.seesaa.net oookaworks.seesaa.net 長距離タイピングはマラソンに喩えた…

中指・薬指を開くホームポジションのすすめ[タイピング]

いろは坂配列は中指・薬指を開いたホームポジションを採用している。 標準のカナ入力は4段配列ですごく使いにくい。せっかく標準運指をマスターしても普通のホムポでは指が最上段に届かないし、右小指の担当範囲が広すぎる。 そんな中このようなホムポが生ま…

ローマ字入力の習得にローマ字は不要

ローマ字入力はカナ入力です。 なぜならローマ字入力とはローマ字規則によりカナ文字を入力する手段だからです。 ちなみにフリック入力もカナ入力です。カナ入力の概念は人々の想定よりももう少し広いものです。 カナ入力の対としてふさわしいのはローマ字入…

行段左右分離配列を表面的に比べる

DVORAK配列をはじめとする行段左右分離配列はQWERTYに代わるデファクトスタンダード配列候補として名高いです。 片方の手で行 (子音) を指定し、もう片方の手で段(母音)を指定する事から行段左右分離と呼ばれます。とてもシンプルな入力原理でわかりやすいで…

脳は一定を求め、身体は緩急を求める

楽にタスクを片付けるにはどうすればいいか。 創作文では、タイピングと思考を常に同時に行うのが最も効率良いと考えられる。これは一種のマルチタスクというやつかもしれない (シナジー有り)。 反対に、タイピングと思考を短時間に交互に繰り返すような方法…

作り直すしかないのでしょうね

いろは坂配列はもともとタイパー趣味用です。真面目に効率的な日本語入力を考えている人からすればなんじゃそれって感じですね。 タイピングゲームではあまりまともな文章は登場しないので、句読点は流れの中で打つ必要はないし、あと助詞の「の」が出にくい…

旧Realforce灰色キーキャップは問題児

リアフォ30gは荷重が軽すぎて"かすりミス"が多発することから、速さだけではなく正確性も重視する人からは避けられている。 特に拘りがなければ、かすったくらいでは反応しない45gにしておいたほうが無難。 と思っていたのだけれど勘違いに一つ気づいて、キ…

冷静に薙刀式といろは坂配列を見比べる

薙刀式の大岡さんの動画を改めてみてみましょう。 www.youtube.com つぎにいろは坂配列を見てみます。 www.youtube.com 同じかな入力の土俵で、同じ速度 (1200字/10分) とは思えないこの見た目の違い。むしろ共通点を探すほうが難しいのでは。 薙刀式はとに…

ローマ字入力は英語も母国語も打てるから楽、は本当か?

ローマ字入力の利点でありカナ配列を否定する論理として「ローマ字覚えれば英語も打てるようになるじゃん」というのはよく持ち出されます。 たしかに英語から逃れられない現代日本人にとって、配列一つ覚えれば日本語のみならず諸外国語まで打てるというのは…

フリック入力のすごさは予測変換との相性

フリック入力の何がすごいかっていうと、予測変換の候補を指定する速度です。 フリック入力そのものの優位性は、たしかにお手軽だとか1本指で打てるだとかはすごいですが(ちなみに私は2本指派です)、所詮はただの行段配列なのでそれ自体が効率良いとは思っ…

配列論ではみんな違ってみんな良い、とは思われない

この記事は昼休みにフリックで書き殴ったもので適当です。 自作キーボード界隈は羨ましい。みんな違ってみんな良いからだ。 本当はツールにはすべて長所と短所があるが、人様のキットに対して短所を指摘してる人なんて見たことない。 語弊があるかもしれない…

重み付け執筆速度を代表する速度

タイパーは大道芸人だ。 それではタイピング記録ではなくより実用に則した何らかの方法でライティング速度を測らないといけません。 ただライティング速度を定量化と言われてもなんかもやもやするわけです。たとえば大岡さんブログでは創作では600字/10分で…

順次打鍵配列では等速打鍵できない

近年の同時打鍵カナ配列、たとえば蜂蜜小梅配列、新下駄配列、かわせみ配列、薙刀式では1モーラ1動作が徹底されている。 たぶん開発者様はみんな最初からそのつもりだったのかもしれないが、私は先日初めて認識した事があって、それは1モーラ1動作は気持ちが…

断続的思考タイピング/連続的思考タイピング/無思考タイピング

youtu.be 文章作成におけるタイピングを以下のように分類してみましょう。 断続的思考タイピング:手を止めて考えて、思い付いたら考えるのやめて文字を打って、また手を止めて考えはじめて。。というサイクルを数秒単位で繰り返しながら文章を作成する方法…

いろは坂配列の宿敵はステノワード

新配列の宿敵は言わずもがなQWERTYですが、まぁこの構図も飽きたというか、ぶっちゃけもう決着ついてますよねとか、ローマ字はローマ字の中だけで戦ってたほうが良いのではとかも思うので、モチベ意地のため別のライバルを見つけたいところ。薙刀式の仮想敵…

マラソン感想② 創作文をコピー打鍵する

昨日の創作文を今日はタイパーとしてコピー打鍵しました。 なるべく意味を考えずに、目の前の文章を速く打つことだけに集中します。 TWFTで9999字までしか認識しかなかったから前半と後半に分けました (休憩はなし)。57分34秒で、1800字/10分ちょいくらい (…

ローマ字の例のスレの掃除

大岡さんが拾っていたこちらのスレ。 science-2ch.net たしかにローマ字って構造や理屈を深く考えるとややこしいのかもしれない。 タイピングガチ勢はかな配列を習得すれば良いのだけど、そうでない一般勢にもかな入力を勧める必要はあるのかどうかが個人的…

いろは坂マラソンライティング感想

www.youtube.com 1253字/10分 こんなもんかぁ。普通に書くぶんに十分だけれど、タイパー経験はなかなか活きませんね。しかも駄文ばかりなのにこれだからなぁ。 とにかく肩が凝った。普段だったら肩に違和感感じたら無意識に手を置いてリラックスしてしまうけ…

道具の発展には能力の無視が伴う

たとえば ・配列屋がタイプウェルの打ちやすさをベースに配列を設計し、文章作成の思考活動を無視する。 ・自作キーボード界隈がキーボードの打ちやすさを重視し、高速タイピング界隈を無視する。 ということには共通点があります。端的に言うと親戚を無視し…

配列をマスターする事をマスターする事を忘れた

いろは坂配列を作ってしまい検証も済んで暇になったから、継配列とか雀躍配列だとか、他所様の配列だとかわせみ配列とか英月配列とか薙刀式とかを触って、配列による打鍵感の違いをいろいろと研究しつつ楽しんでたのだけど さっき久々に継配列を練習しようと…

JISかな配列はアメリカ人が作ったので使えるわけがない

と言い切っても問題ないでしょう。 100年前カナ入力はアメ公の指摘で「キー配列は頻度ではなく覚えやすさで決めるべきで、五十音表と関連を持たせるべきだ」というのをほぼ鵜呑みにしてガラっと配列変わり現在のJISかなの原型になったらしい。最重要キーの濁…

自分から見た景色

大岡さんが俯瞰された興味深い記事を書いてます。 oookaworks.seesaa.net 記事の主旨には100%賛同だが、ただいつもの事ながら自分とはずいぶん立ち位置が違うなぁと実感。ライティングのプロであるライターと、タイピングの(自称)プロであるタイパーでは見え…

自作キーボードエンジニアが論理配列沼に浸からない10の理由

自作キーボード、めちゃくちゃかっこいいのに配列は一世紀半前の骨董品であるQWERTYばかりでもったいないなぁと思います。 とはいえ、やはり仕方ない事情があるのかなと思い、メモ。 ①自キー勢の中心となっているエンジニアの皆様はプログラミングができるだ…

配列は誰のため?

開発動機からすると、いろは坂配列は自分のためでしかないです。 自分というのはJISかな入力を (ある時期は) 一日10万打鍵のペースで練習していたにもかかわらず伸び悩み、とてもガチタイパーの仲間入りが出来なかった自分です。 努力の割に伸びないのは段越…

【続き】作家とタイパーの壁を数値で可視化する

前記事はこちらです。 menmentsu.hateblo.jp この記事が大岡さんに紹介されました。光栄です。 oookaworks.seesaa.net 記事を拝見しましたが、書きながらでないと到達できない思考の境地がある、ということが最も重要なのでしょう。 モデルの正当性うんぬん…

実用創作文の執筆時間を計算する

実用入力で求められるタイピング技術に関してタイパーにも言及しながら大岡さんがコメントされています。 oookaworks.seesaa.net タイパーの2000文字/10分を超えるような高速タイピング技術が創作文で活かせる事はあるのでしょうか?まぁタイパーとしては手…

タイピングと才能

タイピングと才能という、これまた地雷臭がぷんぷんする事について考えていきましょう。 才能論は才能を定義しようとしてまず躓くし、未定義のまま議論進めると炎上して終わるんですけどね。まぁここは誰も見ていないでしょうし後者にしましょう。 客観性の…

露骨なQWERTY批判はやめる事にした(多分)

配列屋の一歩はQWERTYを批判することから始まります。 というのは間違ってないと思いますが、QWERTY批判をし続けるのは個人的には不毛、というかやはり客観点に否定するのは難しいな、という結論に至ったのでやめます。 配列について一年間考えましたが、や…

「タイピスト」から脱却し「キーボードディスト」になろう

先日、以下のような事を突然思いつきました。 タイピストとかいうからいかに指を速く動かせるかばかり注目され、ゆっくりだけど質の高い打鍵(一打鍵に重みのあるカナ配列)に関心がいかない。なので我々もキーボーディストと名乗ったほうがよいのでゎ — め…

配列開発の妥協点・いろは坂配列に修正は必要か?

万人にとっての完璧な配列など存在しませんが、それどころか自分が納得できる配列ですら作るのは容易ではありません。 なぜなら自分の環境・技術・知識、そしてそれらから導かれる理想が時々刻々とブレていくからです。 環境の変化は想像しやすいですね。例…