新かな配列練習道場

~単打最多の最凶かな配列を10本指で調教しよう~

NICOLA親指シフトはJISかな入力より優れているのか?

NICOLA親指シフト界でのデファクトスタンダードです。親指シフトユーザーでも配列に詳しくないとNICOLAという言葉すら知らないかもしれませんね。

さて、NICOLAとJISかなの相違という、すでに何億回も議論されただろう事について再度考えます。

NICOLAはいいですね。歴史的な経緯もありますが、最近では勝間さんが勢力的に宣伝されていることもあり、ブランド力がすごいです。

同時打鍵を利用した打鍵法は実際に画期的であり、ふつうのかな入力 (JISかな入力) では味わえないものがあると察します。

Facebookなんかでは親指シフトの集まりのようなものも見られ、盛り上がってるみたいですね。NICOLA使い同士の絆は太そうです。

一方で、NICOLAは特殊配列であるにもかかわらず、NICOLA使いはあまり他の配列には目を向けません。これは事実でしょう (証明略)。たとえば「ローマ字入力してます」という人のほとんどはqwerty配列使いにもかかわらずqwertyという言葉を知らないように、「親指シフトしてます」という人の大方は「NICOLA?あぁなんか聞いたことはあるような・・・」という程度の認識ではないでしょうか (私は友達いないのでただの想像)。つまり親指シフトが他にもあるとは知らないからNICOLAという言葉を使わずに済んでるのです。

 

さて、ニコラ使いとJISかな使い、実は大きな違いがあります。それは自分の配列の布教に熱心であるかどうか、ということです。

タイピング強者の実績をいうと、明らかにJISかなのほうが強いです。割愛しますがちょっと調べればわかります。境地に達した人の秒間打鍵速度が尋常でないです。一方で、親指シフトは爆速とか言われますけど、客観的な数値なしに謳われてるので控えめに言って微妙です。

ではJISかな使いは他人にJISかなを勧める傾向があるか?というと、はっきりいって無いですね。もちろんJISかな使いもたまたまそれがデファクトだから使っただけで配列への拘りが薄いとか、布教せずとも誰でもかな入力を打てる環境ではあるだろうとか、そういうのはあると思いますけど、ただ実際にはそれは些細なことです。

本当をいうとJISかな使い達は、自身が異端であり、茨の道を辿ってきたという認識および自覚があるからこそ、容易に他人に勧めることができないのではないでしょうか。もちろんこれは無責任に他人に苦労させられない、というような親切な思いによるところももちろんあるでしょうが、別な面から見ると「JISかな打てるオレすげー」と思っている節はあり、そう簡単に他人に真似されてたまるものか、という思考もあるんじゃないでしょうか (実際私はそうでしたね・・・)。

NICOLAはもともとqwerty苦手・JISかなは論外、のようなタイピング弱者が選ぶ配列であり、そのような人と同時打鍵は相性が良いようにみえます。実際、NICOLAはタイピング苦手だった人を人並みに打てる領域まで持ち上げてくれるのは事実であり、主観的には「親指シフトに変えたら爆速になった」という感想が出るものと考えています。

 

いろは坂配列練習兼、日本語書く特訓としてブログを始めましたが、不用意に感情が入ったりして難しいですね。

実際には私はNICOLA・JISかなのどっちかを支持してるわけでもなく、qwertyに継ぐ配列の二大勢力として両方崇めてます。ただ私だけではなく特殊配列を学ばれた方は皆思ってるでしょうが、これらが二大勢力としてふさわしいかというとうーーーんって感じであり、qwertyに疑問を持つ人々の受け皿として、NICOLA・JISかなを経由することなく、新配列群に誘導できるようになれればいいですね。