いろは坂配列練習道場

~単打最多の最凶かな配列を10本指で調教しよう~

人差し指前置シフトって無かった?

こういう系統の配列に興味がある。

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☆★が前置シフトで、人差し指シフト順次打鍵配列である。

(これは1発目の叩き台なので、ぜんぜん確定ではないです。)

 

人差し指シフトがそんな新しいとはまったく思ってなく、

月配列の開発で人差し指シフトを検討した人ぜったいいたよね?

でも今更探しても見つからない。。

 

もしかしたら交互打鍵率至上主義のもとで人差し指シフト方式は早々にリタイアしてたかもしれない。

3段配列では人差し指1本で6キーを担当するから、1つをシフトにしてもまだ5つキーがあるわけで、

5つ以上のかな文字と同指にならないようにシフト文字を配置しないと交互打鍵率は上がらない。

これは実際難しいので、3キーしか担当しない中指にシフトまかせたほうが良いという判断だったか。

 

 

中指シフトももちろんとても良いものだと思うが、

数値的性能はおいといて、私は一風違うものを作りたいと考えている。

(それでも既存配列の良い要素はもろに真似するつもり。)

交互打鍵ブームは過去のものだと思っているので、

今いちど人差し指前置シフトに活路を見出せないだろうか。

 

前の記事から続くけれど、良い意味でQWERTYっぽさを持った配列を作りたいと思っている。

 

QWERTYは疲れが薬・小指に来やすいから忘れられがちだが、なんだかんだ使用頻度は人差し指が突出している。

そのうえ、母音担当の中指 (と薬指) へのアルペジオがあのじゃらじゃらした打鍵感を出していて、

特に人→中の連接はもっとも打ちやすいアルペジオだから、楽かつ速くなおかつ気持ちがいい。

 

じゃあ人→中アルペジオを積極的に活かしたカナ配列はあるかというと、薙刀式しかないんじゃないだろうか。

中指前置シフトはこの連接にたぶん関与しにくいので、この連接は多くないと思う。

中指後置シフトなら必然と同手シフトが人→中連接になるから良さそうだけど、あまり聞かない。(継配列というものは以前作りました)

 

じゃあ人差し指前置ではなく中指後置で良いんじゃないかとも思うが、

後置シフトは実装が若干難しい。

Google日本語入力のローマ字テーブル編集ではびっくりするほど簡単に実装できるが、

一方でその他の手法ではとても難しいと思う (詳しくないですが。。)。

少なくとも私が愛用している「かえうち」では後置シフトの実装がとてもむずかしい。

たいていのタイピングゲームに対応できないというのもある。

また、実装できたとしても単打文字→後置シフトの打鍵では最初の文字が画面にチラって出てきてその後BSされてシフト文字が現れるというような挙動なので、

あまり気持ちの良いものではなさそう。

 

ということで人差し指前置シフトってどうだろう。よさそうだよね。

でも「人差し指シフト かな配列」で調べると、薙刀式しかヒットしない。

いろんな意味で薙刀式ってすごいんだなと改めて感じている。

 

そもそも私が人→中アルペジオを重視してみたいと思うきっかけは(潜在的にはQWERTYの経験も関与してるが)大岡さんの影響である。

私は全くライターではないが、でもこの記事程度のレベルでも打ってみると指の能力関係なしに文章作成において中心的なかな文字は人差し指・中指に配置されているのが気持ち良いというのはわかった。薙刀式自体は長距離タイピング専門家用という印象はあるけれど、ペンを握る感覚に近づけるというのはどの配列であっても考慮すべきファクターに思うようになった。

 

現に上の配列図では薙刀式をもろに真似してる箇所が複数ある。

指への負担数値とか、交互打鍵率とか、同鍵打鍵の有無とかは実は最重要ではなく、

まず「この文字はこういうイメージだからここに置きたい」という意志を優先して文字を配置してみた。

もちろん私はその手のプロではないから、プロの作家である大岡さんの薙刀式を大いに参考にした。

また、人→中の2打は重視して、「の」「る」「ら」「に」という重要そうなかな文字を配置してみた。

人→薬の「も」「ね」「を」にも一定の気持ちを込めている。

(どこでもよさそうな文字については計算に頼ってます)。

 

暴論だが、順次打鍵配列はコツさえ掴めば練習次第でどんな配列面でも8打/秒、若い人なら10打/秒はいけると思っている (QWERTYでのe-typingで若い人(?)が400~500ptに集中するのは印象的)。

QWERTYの人差し指高速タイピングとか見てると、もう配列ってなんなんだろうねとも考えさせられる。

悪名高いJISかな配列でもタイパーならふつうに速く打ってしまうのも印象的だ。私だっていろは坂で常用ZIだけど、JISかなでも常用ZJだったわけで、いろは坂配列をあれほど考えて設計して練習したにもかかわらずアスリート的な差はTW常用の2秒程度しか出なかったわけだ。

つまり、どれだけ (アスリート的に) 速く打てるのかは配列設計的には同時打鍵・連続シフトの有無がまず掛かっていて、これらを使わない限り適当な配列面でも速く打てるのではないだろうか (これらは速く打たずにいかに速く入力するかというところで活躍しているという認識)。

ということでいろは坂配列の時とは違い、計算をあまり積極的に使っていない (自分の計算の腕ではどうせ狙い通りにならないので)。設計では自分の肌に合うかどうかを重視し、スピード自体は練習あるのみというスタンスだ。

 

 

句読点はQWERTYとの混同回避やMS IMEでの実装も考え、QWERTYと同じにした。

というのはたてまえで、実際には句読点の最適な位置が本気でわからないというのが本音である。

文章作成では重要だからちゃんと優遇するべき?一拍間を置く箇所だから前後の連接は重要ではない?確定つき句読点にするならミスタイプしにくい離れた位置が良い?

というようなファクターをちゃんと考慮できず、まぁ別にQWERTYの位置でバランスが取れている気がしたので、踏襲しといたまでだ。 

 

前の前の記事で、月配列は清濁別置のほうが良いのでは?ということを論じたが、

月配列では同指同手シフトは極力減らすべきで、

中指だったらシフト+2キーしか担当しないからそこまで問題にならないけど、

人差し指シフトではシフト+5キー担当するから大変で、同指同手シフトを回避しようとすると清濁別置ではキーが足らなくなる。

 

なのでとりあえず濁点後置で組んでみた(半濁音は別置)。

人差し指シフトだと月配列とは違い、濁点が中指におけるので、ここもGOODだ。

でもそこそこ重要な濁音が3打になってしまうので、やっぱ無理してでも清濁別置にしたほうが良いかなぁ。

 

QWERTYにできることがかな配列にできないのはおかしいと思っていて、

月配列の場合、長音、拗音、半濁音、濁音の一部が相対的に打鍵数が多く、明らかにQWERTYより大変だ。これは脳内発声と相性が悪い (脳内発声無くても相性悪そう)。

上の配列では伸ばし棒・拗音小書きは意地でも単打にし、半濁音も別置仕様にすることで2打以内に納めたが、

やはり「げ」「ぶ」「ぞ」あたりの軽視できない濁音が3打なのは目を瞑れないかもしれない。

ということで週末で清濁別置版を組んでみる予定。配列面は50倍複雑になるけれど。

 

 

バランスが良い万能系の配列を自分は作ってみたいのだと思う。

いろは坂でロマンを追求しすぎた反動がきてるのかもしれない。。