冬休みの宿題
冬休みなので最強の配列を作りました。
中指後置単シフト配列 (濁点含めて正確に言うと両中指上段後置シフト清濁同置カナ配列) です。
清濁同置の順次打鍵カナ配列としては珍しく (初?)、濁音・半濁音は全て2打以内で打てます。パ行はマ行+゛になってます。
「ゃ」「ゅ」「ー」は頻度が低くシフト面に追いやられがちですが、脳内発声との対応・拗音の打ちやすさを重視して単打にしてあります。
また「ょ」キーが後置シフトキーを兼ねており、シフト専用キーがありません。
設計は計算がベースですが、主観で制約条件を追加していき、納得できる解に追い込みました。
参考までに、kouy様作成の打鍵頻度表では、以下のようになります (デザインは少しアレンジしてます)。
以下のもろもろの欲求を折衷して濃縮しました。
・オールラウンドな配列を作りたい。
・同時打鍵・連続シフトは使いたくない。
・単打はなるだけ増やしたい。
・人差し指→中指アルペジオを重視したい。
・なるべく指を伸ばして打ちたく、中段重視は窮屈なので上段を活用したい。
・3段で収めたい。
・清濁同置にしたい。2面以上のシフトは覚えられない。
・仕事(メール・報告書)を高速で片付けたい。
・脳内発声がある人でも使いやすくしたい (ゃゅょっあいうおー単打)。
・書き言葉だけではなく話し言葉も打ちやすくしたい。
・日本語文の中核となるカナ文字や頻出二連接はなるべく打ちやすくし、創作文でも使えるようにしたい。
・QWERTYは下手になりたくない。QWERTYのスキルと干渉しないようにしたい。
・JIS/USキーボードでもふつうに扱えるようにしたい。
・実装はなるべく簡単にしたい。
ここ2年間、配列に関していろいろと葛藤してきましたが、
とにかくこれらの欲求のバランス取りに苦労しました。
もちろんこれから評価していくなかで、微調整はどうしても必要になってしまうでしょう。
また、犠牲となっている要素ももちろんあります。たとえば薬指・小指の頻度や、CAPSLOCKキーの使用や、小指「る」や、BS・ENTERを文字領域に置けなかった事などは妥協ポイントです。
私もいろは坂配列や、他にも単発で新配列とりあえず組んでみた~という記事は出してましたが、長期使用に至らなかったのは例えば以下のような問題があったからです。
・いろは坂配列は独自ホムポでQWERTYと相性が悪く瞬時に切り替えられなかった。
・継配列ではカタカナの形状を思い浮かべてしまうので、文章作成に集中できなくなる。
・とかげ配列は使用者の指の能力を前提としすぎたし、しょせんはローマ字配列だった。
・人差し指前置シフトはさすがに同指打鍵が増えすぎたし、またシフト専用キーが必要だった。
・親指シフトは、同時打鍵系で唯一自分が使えそうではあったけど、同時打鍵はストレスでやっぱり自分には才能なかった。
というような試行錯誤を経て、今の自分の全力を出しきってこの配列を組みました。速くマスターしたいところですね。
といいつつ、来年の自分はまた全然違う配列に興味あるのかもしれません。。